第6回 「筋緊張・筋弛緩」

一般的に「筋緊張」とか「筋弛緩」なんて言葉を使う事は無いと思います、でも緊張という言葉だけならイメージが付くかと思います。
緊張とは精神的な部分での使用が多く、緊張から余り良い結果を想像する事はありません。
しかし、適度な緊張といった場合には、物事が上手に行った場合に多く、程良い精神面の張りがあり、身体が堅くなっていない状態で事をこなせた場合に使います。
このように精神面での緊張と肉体的な筋肉の硬調とは比例関係にあり、精神的な緊張度合が、運動を行う場合の筋反応と関係がある訳です。

運動面では、身体の堅さや瞬発的な反応に遅れが出る事は勿論、意識的にコントロールできる随意筋の働きが硬化により上手く反応しなくなります。
精神面での極度な緊張は、立ち眩みや動悸・胃けいれん等も引き起こす場合があり、交感神経を刺激し、顆粒球の増加から活性酸素が組織を破壊して、生活習慣病に掛り易くもなります。