100歳まで元気に生きる姿勢の話 #11『背骨の姿勢保持反応』

一般的に理想とされている背骨は、体を横から見た時に、骨盤が若干前傾をして、上体が後側に少し反って、頸椎が前側にカーブしているS字カーブをした背骨の事を理想としています。
重力によって掛る頭部の重さの負担を和らげると共に姿勢を維持する為の姿勢保持反応を起こしているからです。

然し、人間の体は元々、左右のどちらかに重心と軸を持った姿勢をしています。
更に足部によって誘導された股関節により骨盤の前後左右への傾きや左右への回旋まで誘導されています。

骨盤の傾斜や回旋によって腰椎の立ち上がり方向や角度が決まると、胸椎はその傾きに対して姿勢保持反応によってバランスを保っています。

簡単に説明すると腰椎の前後左右への傾きに対して胸椎がバランス補正をすることで姿勢が成り立っています。
横から見た時の背骨のS字カーブは理想ですが、実際には横方向だけでなく正面から見ても、様々な側弯やS字となって背骨は蛇行して成り立っています。

姿勢が築かれる順番から考えるとストレートネックや猫背、反り腰、側弯症など、その部分に対処するのではなく、根本的な土台となる骨盤の位置や腰椎の角度を築く事が重要です。
安定的に腰椎の角度が正しく築かれる事によって、胸椎は無意識に姿勢保持反応を起こしてバランスの良い姿勢が整っていきます。

人間の姿勢保持反応は無意識に楽を求める傾向が二つあります。
最初の一つは、脱力、弛緩と言った体に張りの無い楽です。
この楽を求めると脱力から気持ち良さは感じますが、徐々に重力によってゆがんだ姿勢から様々な疾病が引き起ります。

次は、土台となる足裏からの姿勢保持反応作る事で求める楽です。
足部が正常に機能すると、骨盤を正しい位置に誘導される事から無意識に姿勢を鉛直方向に近づける事が出来ます。
姿勢が鉛直方向に整い綺麗な強い姿勢となって維持する事で、無駄な筋力を使わずに楽な生活が可能となる訳です。

体に起きる疲労やストレス、様々な疾病の大半が重力に上手く対応できていない事から発生しています。
だからこそ、バランスシートの活用で足元から姿勢保持反応を築き、重力を味方に付けた無意識な姿勢保持反応から本当の楽を体感して欲しいと考えています。

次回のメールマガジンは「いつまでも歩ける体」についてです。