100歳まで元気に生きる姿勢の話 #3『将来的に起きる危険な状況』

履物やアパレルの世界はファッション性が重視となり、ブランド力や専門性を表現する事で
安価な原価の商品でさえ、高額な商品となって世の中に広まっていきます。
然し、残念ながら人間の持つ様々な動物的な機能を高める事を目的とした商品は無いかもしれません。

特に履物の足底腱や姿勢保持反応を低下させる構造的な問題が改善する事は考えづらく、
今後、更に高フィットとか、高機能という販売優先の展開となることが予想されます。

将来的には更に、人間の二足歩行の原点であった足底腱の働きや姿勢保持反応が低下する状況にあり、
人間の姿勢に関わる様々な疾病は勿論、考えられないような危険な変化が起きる事が危惧されます。

姿勢の悪化は呼吸器系の働きを悪化させる事から自律神経の乱れにも大きく関わり、精神的な異常に陥る場合もあります。
また、下肢の運動は「第二の心臓」と言われている脚部の循環機能を補助するポンプの役割を果たしています。
手足の循環機能の低下は、心肺機能への負担が大きくなり、血行障害や免疫力の低下といった疾病にも繋がってしまいます。

恰好が良いとか、足裏のフィット感が気持ち良いとか思って使用している履物の実態を知らずに使用している現状が
将来的に姿勢の悪化と様々な疾病を持っている事も当たり前の世の中になってしまうという事です。
この弛緩が原因となって起きる姿勢の悪化や姿勢保持反応の低下は、人的な災害ととらえる事も出来ます。
言い換えると「弛緩病」「生活環境病」とも言える災害となるでしょう。

人間の骨格は元より、姿勢保持反応も遺伝により引き継がれていきます。
今後そうならない為には、人間本来の足部からの機能回復が絶対条件となります。
悪影響を及ぼす誤った構造の靴を止めて、より人間の機能を高められる生活に切り替える事が
自分の足で歩き続けて健康な生涯を送るために必要な改善です。

次回のコラムでは、姿勢保持反応の改善について説明したいと思います。

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