健康姿勢を維持できる呼吸法
お悩み解決コラム第11回目では健康姿勢を維持できる呼吸法をご紹介します。
あなたは日常の呼吸で、息を吐く事を意識しますか、それとも息を吸う事を意識しますか。
日常、無意識に行っている呼吸が、様々な疾病や精神面、循環器系の働きに影響している事を知っていますか。
勿論、生き物には酸素が必要です。正しく呼吸を行う事で体内のメカニズムが正常に働き、健康な体を維持させるばかりでなく、脳の活性や運動能力の発揮、体力の回復や安眠といった様々な効果にも呼吸が大きく関わってきます。
正しく呼吸をするとは、当たり前の事ですが、空気を吐きだす呼気と空気を吸い込む吸気を必ず交互にしている訳です。息を吐くだけ、又は息を吸うだけを試みても絶対にできません。
でもどちらかを主体に行う事は可能です。ここで言う呼吸法とは日常生活で、呼気を中心とした呼吸と吸気を中心とした呼吸を使い分ける事により、人間の機能を十分に反映させて、活用した生活を送る事が可能となります。
呼気は、体の弛緩、脱力、精神安定、血圧下降、酸欠、内臓活性、等が主に体の反応としておきます。吸気は、脳の活性、酸素補給、循環器の活性、血圧上昇、姿勢保持筋の活性、等が考えられます。
活動時には、より酸素を取り入れる為に吸気を中心に、安静時や就寝時には、溜まった二酸化炭素の掃き出しと共にリラックスを生む呼気を中心に呼吸をすることで、呼吸器の働きが自律神経に大きく作用して、循環器系、運動機能系の働きを活性できるようになります。
呼気は口から行う事で車同様に排気の効果を高められます、また吸気は鼻から行う事で、クリーナーの役割や匂い・熱を感じ取る事が出来ます。日常から鼻から吸って、口から履く呼吸を習慣づけると良いでしょう。
また、ロングブレス(鼻から息を4秒位かけて吸い、口から6秒位かけてゆっくりと息を吐く)この呼吸法は、姿勢改善や精神安定、ダイエット、新陳代謝に有効な呼吸法です。
一日に数回、思いついたときに行うだけでも、十分に健康維持管理に役に立つ呼吸法です。
日常から姿勢改善を意識されている方は、吸気を中心とした意識で、上体の緩みを少なくすることで、綺麗な姿勢と力強い身体が築かれます。