第4回 踵骨の回内・回外の理由と解決するための手法

踵骨の回内外によって距骨の位置や向きが変化して膝関節の可動方向が決定しています。

立っている時、歩いている時の足の向きや膝の可動方向を決定している重要な足部の構造です。

踵骨の回内外は、足裏内外の足底腱の張りや緩みによって起きています。カメラの三脚を想像してください。一辺の脚の長さ変わるだけで、他の脚の角度や台座の位置が変化します。

足部は拇趾球・小趾球・踵の三点支持により成り立っています。内側縦足弓、外側縦足弓の張りが変化する事で踵骨の傾きが変化します偏平足の外向き足やO脚の内向き足等の原因もこの踵骨回内外にあります。

支点保持力の低下が最大の原因となります。支点保持力の低下が足底腱の張りや弾力を失ってしまい、踵骨角度を変えています。内外の足底腱の張りを戻して、人間の立位の基本となる三点支持を活性させる事で、人間の動物的な姿勢保持反応により、三支点の押し返しのバランスが整い、無意識に安定した足部を築くための距骨位置や踵骨角度が変化してきます。

理想的な踵骨角度は距骨位置が、拇趾球、小趾球、踵骨が作るトライアングルゾーンに位置する事です。トライアングルゾーンの内部に距骨が位置する事で、自重を三点支持に分散して安定した足部の土台を築く事ができます

この安定した足部が出来る事で骨盤位置も姿勢保持反応により、誘導されて両足の足部基底面の中で安定した位置(鉛直方向に位置する)に入ります。そして骨盤の安定は、腰椎からの胸椎の姿勢保持反応を引き起こして、綺麗な姿勢と強い体幹を築いて、運動能力や体に掛かる多くのストレスを回避する事もできます

解決方法は、先ずは、誤った構造の靴や生活環境で崩れてしまった足裏の三点支持の支点保持能力を高める事が必要です。常に重力負荷が掛かっている立位で支点保持を高めるには、療法や単発的な筋力トレーニングではなく、無意識な姿勢保持反応を活性させる必要が有ります。

その為にもB-TRの使用が最善の解決策です。支点保持力の活性は現代人の必要不可欠な課題となっています三支点の姿勢保持反応による押し返しが、足裏アーチを活性させて踵骨の角度や距骨の位置変化が起きてきます。

日常から足裏の三支点の支点保持能力を高める事で骨盤が自然と理想的な位置に整い、更に安定した姿勢保持反応となる事から姿勢の鉛直方向へ変化と共に様々な健康促進に向けての循環器系や呼吸器系の変化まで現れます。

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