スポーツコラム #8 『体操』

体操をすることで、体の筋肉運動や関節を柔軟にすると血行を促進させる事が出来ます。
筋肉の凝りや疲れも適度な柔軟運動を行う事で、緊張がほぐれて疲労回復にも繋がります。

無理の無い適度な運動の場合、軽い交感神経への刺激は起きるのですが、リラックス感からの副交感神経へ作用も伴う為に自律神経の働きは高いレベルでの安定に繋がります。
そして精神的な安定と共に循環器系の働きや呼吸器系にも良い効果が期待できます。

但し、無理なストレッチ運動や関節の使い方をしている方が多いのも事実です。
体の関節には、それぞれ可動範囲が定まっています。
それ以上の動きを求めると、その関節だけでなく周辺の関節も含めて負担が掛かってしまいます。

例えば、肩関節は腕を腰回りで体の前から腰の横位置位までの60度位開いた位置での可動しか出来ません。
そこから先の上に上げたり、上げた腕を体の横に広げたりする動きは肩甲骨や肩回りの関節に頼って動いています。
その為、肩甲骨の動きが固くなると肩関節に障害が現れます。
腕を動かす時の意識は過多ではなく、肩甲骨と思う方が障害予防に繋がります。

膝関節の運動も同様に、膝を回す様な運動を行いますが、膝関節は曲げ伸ばしだけの単純関節の為、
そのつもりで膝を回していても、足関節や股関節、腰椎・胸椎の運動になっている事を知らずに行っている方が大半です。
膝を回すと思っていても、股関節や腰の動きとなる為に、その部位に痛みが起きるといった症状が現れる場合も有ります。

実は、関節が柔らかくなるという事は可動範囲が広がる為に、日常生活よりも運動筋による姿勢の制御動作が必要となります。
体が柔らかいという事は、同時に制御の為の筋肉も必要という事です。
言い換えると筋肉によって守られていない限り、柔らかすぎる事が危険に繋がっているという事も知っておく必要があります。

各関節の可動範囲を知った中での運動や行動には危険は伴いません。
更に適正な関節の動きには運動力が伴っている為に力強い動きも可能となります。

足元からの土台を築き、適正な腱の張りや筋肉の柔らかさも維持できるB-TRインソールは、
体の動きを理解する上で、明確な運動の違いや体のバランスを築く事の出来る道具です。
是非、ご活用ください。

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