スポーツコラム #7 『水泳』
人間の身体は左右どちらかの足に骨盤が位置した軸を持った生活をしています。
一般的な右軸の骨格は、前から見たときにC字型の体型となり、左足に軸を持った方は、逆C字型となります。
ですから、水泳時に体に体幹を作って真っ直ぐに泳いでいるように見えても、体は左右どちらかに曲がった姿勢になっています。
また、骨盤の前後傾によっても背骨の形状が変化する為、骨盤前傾はクロール・平泳ぎ・バタフライ、骨盤後傾は背泳ぎといった骨格的に相性の良い泳ぎ方が考えられます。
体が左右に回旋している状況も、クロールでの息継ぎや泳ぎの中での左右へのローリングとなって現れます。
日常から自身の骨格形状を理解して、足元から姿勢を鉛直方向に整えることで、
身体が真っ直ぐに伸びやすくなり、飛び込み後の蹴り伸びの進み方に影響が表れます。
靴を履いていないスポーツでも日常からB-TRを活用して姿勢を築く事で、大きな成果が期待できます。
また、浮力のスポーツである為、年配の愛好者が多く、水中ウォークなども歩行訓練や弱くなった足腰を鍛えるには最適なのですが、実はこのスポーツで、指導者も含めて疎かになっている事があります。
プールから出る時に、浮力運動から重力を受ける姿勢保持になる時間帯の意識です。
脚部に掛かる負担が大きくなる為、プールを出て直ぐに歩くのではなく、足裏を感じて、
足関節、膝関節、股関節と少しでも重力による重さの負荷を感じる事で障害予防となります。
リハビリ目的で、水中歩行をしていても、プールを出てからの重力による負荷で身体を痛めている例は沢山あります。
重さは足元から押し上げる意識が無いと、必ず膝や腰に負担が掛ってしまいます。
気持ちの良い水泳でも、やはり日常からの姿勢管理が重要です。
その為にもB-TRを使用した姿勢管理がお役に立てます。