第5回 体のゆがみを整える方法
一般的に体のゆがみが進行すると様々な疾病が起きます。
痛みの改善に向けて病院に行き、医師からの診断に基づいた薬の投与や理学療法士による運動療法、最終的には手術によるゆがみの調整・痛みの緩和が行われています。
この段階で解決が見られない場合には、治療家による痛みを軽減させる為のマッサージや施術による体の調整を行う場合が多いと思います。
でも、根本的な解決が出来たでしょうか?
元々、個々の骨格形状は遺伝や環境により、多少のゆがみを持って生きています。
この歪みを解決する為には、手術は勿論、筋肉に対してのアプローチではなく、神経に対してのアプローチが必要と感じています。
元々のゆがみに対して常に重力による負荷が掛かっている事から、張りのある体を築いて、少しでも鉛直方向に近い強い体を築き維持させる事が課題になります。
特に姿勢保持反応の土台となる足部からの伸展系の張りを築く事、連携した筋膜や腱の姿勢保持反応が現代人にとって重要な姿勢改善であり、ゆがみを進行させない方法と思います。
体の筋膜や靭帯は前後左右方向、クロス方向や回旋に至るまで連携し合っています。
そして、前後左右回旋方向が常に体側と対立する事で姿勢保持が成り立っています。
然し、現実的には、誤った構造のシューズや身に付けるアイテム、誤った歩行方法などから、現代人の体は、常に弛みやすく、ゆがみの進行が止められない状況にあります。
ゆがみのない強い体を築くには、自身の姿勢変化を感じられる能力や無意識な姿勢保持反応を高める事が理想です。
足部の土台で大切なのは、アーチ形状では有りません。
足裏の靭帯の張りと脳や脊髄反射による姿勢保持反応を高める方法しか方法がないと考えています。
「バランスシートB-TR」インソールは足部の支点に高さがある事で、インソールその物にアーチが出来ている為に、足底腱の弛んだ方でも、乗った瞬間から素足感覚を感じ、靭帯の活性が始まります。
足部を活性させる事で体の張りを取り戻し、より鉛直に近い体を維持させる事が出来る事から、体の痛みを軽減させると共に、運動能力の高い体を築き上げる事が可能となります。