2020コラム 第4回 足首の揺れの原因と改善運動指導

足首の揺れの原因は、単純に足部の機能低下です。原因は単純なのですが、問題は深い所にあります。
先ず遺伝による骨格形成があります。
履物や生活習慣によって足部に緩みを持った家系は、どこかで歯止めをしない限り、基本的に同じような骨格や身体のゆがみが現れます。
一番問題とする所は、世界で当たり前のように使用されている誤った構造の履物にあります。
土踏まず部分の盛り上がった構造やフィット感を高める為に足を巻き込んだ構造が、足底筋から始まる伸展系の緊張を無くしてしまい弛緩した体が当たり前のようになっています。
また、一般的に子供の歩き方に違和感があっても、自分も同様に経験している姿勢や歩き方を改善しようとは思っていない方が多いのが現実です。
整体や整骨、又は病院に行って姿勢改善の為に、関節の可動範囲や筋肉へのアプローチを行い、治療させる方も居られますが、結局、弛緩させて作った姿勢は元に戻ります。
手術によって脚部の動きを変えても、基本的な前後左右の腱や筋膜のリレーションに対しての適正な拮抗がコントロールできない限り、また同様のゆがみや揺れが起きてしまいます。
更に、歩行方法にも問題があります。踵から着地する歩行を行っている限り、足部の安定は難しくなります。
大股で歩くほど踵の後ろ側から着地しやすく、足首や膝の揺れが発生します。
踵の真下が着地するのであれば問題はありませんので、出来る限り、つま先側から着地するか、ベタ足で着地する歩行を行うことで、足裏の足底腱の張りを作りだす事が足部の安定に繋がります。
足裏の土台となる三支点(踵、拇趾球、小趾球)での姿勢保持をベースに内外の縦足弓(縦アーチ)が機能しなければなりません。その上で内返し、外返しなどの足部の内外への運動がバランス力を高めるための横アーチ形成に繋がっています。
また、縦アーチは張りを持たすことで、上下に運動を起こすことが出来ます。
また縦アーチの張り運動を高めることで、横アーチの支点となる拇趾球や小趾球の押し返しの機能を高めることが出来ています。
機能回復の為にも、内底のフラットなシューズの使用と内返し、外返しの運動を指導する事をお勧めします。
B-TRによる三点支持があり、足部からの運動指導が有れば、足部の揺れや不安定な状況は、驚くほど速く無くなるものです。