第1回 「足部からの身体バランス調整」
地球上には重力(万有引力)があり、人間の体は常に地球の中心に引かれている、そして重力によって押しつぶされる身体を二本の足を起点に踏ん張って、押し返す事によって立っている、重力は身体の真下に向かい常に掛っている為に、歪んだ身体をしていると、身体の歪みによる身体バランスの崩れが起こり、姿勢保持の為に必要以上の筋肉で保持しなければならず、この事が筋肉痛や関節痛の原因となるばかりか、身体の歪みが酷くなると、杖や介添えが必要となる。
直立している場合には、足裏を土台として、足首関節、膝関節、股関節・腰椎・胸椎等を利用して、骨盤の微妙な前後左右への移動で、バランス保持を行っている。この土台となる足部を安定させる事が身体の歪みや障害を無くすためには重要な要素となる。
具体的には、足裏の踵骨、親指根元の種子骨(母指球)小指根元の中足骨(小指球)を土台とした三点のトライアングルゾーンの中に距骨位置を安定させて、この三ヶ所の支点からなる足裏のアーチを全て活性させる事で、足元から姿勢を保持して重力に対応できる身体バランス軸を組み立てる事が可能となる。