スポーツコラム #12 『生涯スポーツ』

生涯スポーツは、勝ち負けに拘るのではなく、健康な生涯を送る為に、共に楽しむという考え方が大切になります。
競技性が強くなると精神的なプレッシャーやストレスを抱える様になり、友人関係も悪くなるばかりか、健康な生涯を送る目的からも離れてしまいます。

健康で過ごす為には、足腰を衰えさせない事が大切です。人間は生きている限り、重力によって真下に重さの負荷が掛かっています。
その負荷を常に脚部で押し上げる事で姿勢を維持して、運動を起こす事が成り立っています。

その為には、どの様な生涯スポーツでも良いのですが、足部の機能を高める事を意識してください。
足部の機能とは、姿勢保持機能、衝撃吸収機能、循環機能です。
足部の三支点の支点保持力を高めて足部の曲げ伸ばしや内外転の動きを行う事で、機能低下を防ぐ事が可能となります。

更に生涯健康で過ごす為には、シューズ選びが重要です。
スポーツを行う場合にもシューズ内で足指が自由になる事、フィット感や締め付けを感じない素足感覚を感じられるシューズが理想です。

ジョギングやウォーキング等がアメリカから始まりブームとなった頃がありますが、
その後、膝関節や腰などの多くの障害が発生する現象が起きて問題になりました。
フィット感を重視した誤った構造のシューズを履いて走る事や七千歩とか歩く事がどれだけ危険な行為か、知っていたら出来ません。
その時には感じなくとも、筋肉が少しでも衰えると一気に関節障害や過度な歪みとなって表れます。

現代人の姿勢保持反応の低下は年々、酷くなっているように感じます。
特に児童に至っては、明らかに運動能力の低下やスポーツ傷害となって表れています。
B-TR上に立った時の体幹の強さバランス感覚は、現代人には無くなってしまった感覚と思っています。
どんなに筋力があってもB-TRの様な姿勢保持反応は起きません。

多くの方に、この様な機能低下が起きてしまっている現実を知って頂きたい。
更にはこの誤った構造のシューズやインソールによって低下してしまった機能を蘇らせる為に開発したB-TRインソールを一人でも多くの方に使って頂き、生涯スポーツを安全に、楽しく、続けて頂ければと思います。