スポーツコラム #11 『卓球』
卓球と共にテニス、バトミントンなどラケットスポーツと言われるジャンルは、骨格形状からのストロークや動きに、右軸と左軸、骨盤前傾と骨盤後傾でプレーに大きな違いが現れます。
右軸足の右利きの場合、軸足で蹴る事が容易な為に、強いストロークが可能となります。
またドライブは体の左傾斜がある為に、フィニッシュが高くなりやすく、体の開きやクロスに打ち出す傾向もあります。
バックストロークは右軸足が前になる場合には、コントロールの良いショットとなりますが、左足前となった場合には、低いショットや弱いストロークとなりやすいです。
カット打ちを多用する方の場合も、圧倒的に軸足と利き手が同様で、軸足が前にある時に強く安定したショットとなります。
カット打ちの方は骨盤前傾が優位で、腰椎と胸椎の関係から脚部と上体が別に動きやすく、体の前での安定したショットが可能となります。
また、骨盤後傾の場合には、上体と骨盤が同時に回旋しやすく、強いショットには有効なのですが、必要以上に上体と骨盤の動きが出てしまう特徴があります。
左軸足で左利きの場合は、この真逆の運動特性になります。
では、軸足と利き手が逆になった場合はどうでしょうか。
右軸足で左利きの場合、足を使った強いバックストロークが可能な反面、フォアストロークは腕の力に頼るショットとなります。
それでも上体のかぶったドライブが打てる為に重く低いショットになります。
この様に骨格形状によって、運動特徴が現れるために、技術の向上には、各自の軸足やそこからの運動特徴を生かしたプレースタイルを確立する事が上達の早道です。
また、脚部の安定やより早く強いフットワークを築く為には、B-TRの活用が近道である事も間違いありません。