第4回 誤った常識が要介護となる
世の中には常識と思われている事でも、実は正しくない事が沢山あります。
理論的に誤っている商品でも、気の効いた広告により、最高の商品と思いこみ、購入してしまうケースは多いと思います。
特に、シューズや足のサポート用品に多く存在します。
世の中の様々な常識といわれている商品にも単純なビジネス環境やファッションから生まれた物が多く、その殆どが機能性に疑問のある商品が多いです。
特に健康に関しての商品は、ダイエットや代謝効果などをアピールしていますが、通常使用に危険の伴う商品も普通に販売されています。
是非とも、見極める目や見識を高めて頂きたいです。
ここで言う誤った常識とは、身体の為に良いと思って行っている筋力トレーニングや身体のケアと思って受けている筋マッサージ、更には、ダイエットなどの誇大広告で販売している誤ったシューズなどに、実は、誤った考え方があり、無理な筋力トレーニングや筋マッサージ、シューズが、数年後の身体の歪みや現代病、如いては要介護となる悪循環のレールに乗ってしまっている事も有るという話です。
それは、身体の為、健康の為と思って行っている行動やシューズの利用が、根本的な身体の歪み原因である重力に対して、対処されたトレーニングや施術、履物の機能となっていないからです。
また、踵からの着地で大股で歩く方向や誤ったフィット感のある構造のシューズが姿勢保持反応を低下させる状況にあり、アーチの上下運動を妨げて土台となる足部からの姿勢保持や循環運動を阻害するシューズの事です。
また、筋肉の代謝効果が高いと言われているバランスの悪いシューズや足首運動を活用せずに転がるような歩行を行わせるシューズは、足元からの姿勢保持力を低下させ、将来的に関節障害や循環器の働きまで影響を及ぼしてしまいます。
この様な考え方やこの考え方からの歩行理論は最悪です。
踵から着地して大股で姿勢良く歩く歩行は、変形性膝関節症を悪化させて。体を壊す為の運動とも考えられます。
特に足部が、「第二の心臓」といわれているのは、足裏のアーチの上下運動が下肢の静脈やリンパに対して循環ポンプの役割をしているからで、心肺機能の補助的な役割を果たしています。
多くの現代病や下肢の冷え症、むくみ、足病、といった疾病が多くなっているのも、このようなシューズや歩行が原因になっている事も考えられます。