2019コラム 第12回 BALANCE工房商品の活用方法

「この商品は手離れが良く、説明やテストだけで簡単に売れる」
多くの代理店の方々によく言われるのがこの言葉です。確かにその通りなのですが、これは単純な物売りなのです!
多くのお客様から電話で質問が有るのですが、大半のお客様が次の様にお話しされます。
「○○先生の所に行くと色々買わされるので、出来れば行きたくない」
どうでしょうか、この相互の会話が物語る様に取り扱い方を間違えてはいませんか?

この理論は、従来の靴やそこから始まった誤った考え方を正して、人間本来の機能を引きだす事にあります。そして商品は、物品販売が目的ではなく、正しい概念の理解や健康姿勢を築く為の道具・教材として提案する事にあります。
インソールの様な衛生用品は、足病の観点から同じものを毎日使用する事は避けなければなりません。挿入済みの数足の靴をローテーションさせる事が理想ですが、同じ靴を使用したい場合、毎日の交換が基本となり、1日の使用後、インソールを2・3日休ませる事が重要です。商品の優位性や機能を理解した段階で、複数枚の使用が基本的な活用となります。
充分な理論の理解や商品への確信が持てない代理店程、販売する事に不安があります。
理由は、販売する意識が強くなり、健康指導やお客様の健康管理が目的であるのに、その思いが薄れているからと思います。
充分な知識と確信さえあれば、お客様だけでなく、お客様の一族まで、健康姿勢の管理環境を築くことが可能です。
常に重力と言う負荷と戦っている訳で、何も知らないで過ごしていると、元々、歪んでいる
人間の身体は、生活習慣や筋肉量の変化によって、歪みは加速します。
その事により、多くの疾病や歩行障害、要介護といった悪循環が起こっています。
BALANCE工房では、商品を活用する事で、重力を利用した無意識にできる姿勢改善を行っています。足元や骨盤から理想の骨盤位置や背骨に導き、無意識に姿勢を維持させるための張りを持たせる事が大切です。

「リラクゼーションは弛緩」 「健康姿勢管理は伸展」治療と健康姿勢の形成は別のものと考えています。活動時には、足元から緩みを無くして安定、安全な身体での行動が怪我の予防や生涯歩行が可能な身体に変化していきます。また、座位時には、より少ない姿勢保持筋で上体を安定した状態に導くことが大切です。
更に楽座衛門の効果は、片寄った鼠径部への負荷がエコノミー症候群などの循環障害を引き起こす為、座位での左右均等な荷重が股関節や鼠径部への負担軽減が可能となります。
B-TRインソールでも、楽座衛門でも、2週間程度の使用で、素足や何も敷かない状態でバランステストを行うと、外力に反応できる対応能力(反応)が出来てきているかを確認する事が出来ます。
販売したお客様には必ず、この素足や何も敷かない座位でのテストを行う必要が有ります。
このテストにより、どちらの場合も使用頻度や正しい使用法での活用を行っているかを確かめる事が出来ます。
B-TRの場合、使用頻度だけでなく、靴の問題やカットの状況によっても、強い姿勢保持反応を築けない場合があります。この場合、再度、インソール上のテスト、靴に入れた状態でのテストで診断確認する事が必要となります。
外出が少なく、家にいる事が多い年配者には、サンダルやスリッパを活用した家庭内での姿勢改善プログラムと言った提案が必要です。朝起きてから寝るまで、インソールと楽座衛門を使用した体幹を安定させる為の姿勢づくりです。
また、スポーツ愛好者の場合、大半がインソールの入れ替えが疎かになる場合が多く、
同インソールでの毎日の部活レベルでの活用は、インソールの休みが無くなる為、摩耗頻度や劣化の原因となります。必ず、複数枚を使用する環境が必要で、この様に使用する事でインソールの耐久性や使用期間は大幅に長くなります。

簡単に販売できる商品ではあっても、お客様の求めているパフォーマンスを叶える為に、出来る限りの理論や使用説明をすることが大切です。
この商品は良い意味での常習性や依存症が起こりやすく、リピーターとして安定的にお客様との関係を構築する事が可能な商品です。
更に年配者にとって、姿勢の改善や健康自慢は、最大の喜びであり、日常的に周囲に自慢したくなる事柄でもあります。代理店にとっての最高の営業マンとなります。
多くのBALANCE工房商品の取り扱い代理店が、地域の健康姿勢管理センターとして
多くの住民の方々の助けや健康カルチャーセンターになる事を願っています。