第7回 遺伝と靴が引き起こす足病や疾病

今月のソフトコラムにも書いているように、骨格により歩行特徴や重心移動による慢性的な負荷が決定して、外反拇趾や内反小趾、ハンマートウや浮指が現れます。そして常に必要以上の負荷が掛るとその部位が魚の目やタコといった負荷による足病も起き易くなります。
足裏の肉で立っていることが、これらの足病の原因の一つであることは間違いありません。

理想の重心位置は内くるぶしの内側付近にあり、歩行時の足の向きや膝の通過方向がつま先の方向に真直ぐ向かい同調していることが理想です。
その為にも、先ずは今お使いの靴やインソールの構造を見直す必要があります。
本来の人間の歩行は、重心の移動と共につま先側から着地して、重心の通過と共に足が踏み蹴り、弛緩して上に引き上げられます。
素足で歩く時の感覚が本来であり、足裏のバネや足裏からの体を支えている姿勢保持筋を十分に活用できる歩行となります。
足病や疾病にならない為にも、足部の機能の衰えを取り戻して、姿勢改善は元より人間の動物としての機能、循環促進機能や治癒能力を引き上げてはいかがでしょうか?