第8回 「変形性膝関節症」
変形性膝関節症
一般的な疾病の中で腰痛と共に多いのが、変形性膝関節症です。
年齢と共に多くの方が発症する疾病で、変形性膝関節症は中高年の膝関節の痛みで最も多いとされています。
自覚症状を感じる患者数は、推定800万人とも言われています。
様々な医学書や関係書籍を見ると、大まかには、運動による傷害と病気から発症するものに分けられ、痛みの度合によって、運動、薬、手術と対処方法が分かれています。
痛みの起こる膝関節内の部位やその状況も正確に捉えていています、しかし、根本的な原因となる重力や骨格のゆがみに対する対処方法は確立されているようには思えません。
関節リウマチや化膿性関節炎などの病気から発症する痛みは、原因となる病気の回復を優先に行い、それから膝関節の治療となります。
その他大半の変形性膝関節症に至る要因は、怪我や筋肉疲労、加齢による筋力低下から起こる膝の痛みであり、初歩的な痛みであれば運動療法による筋力UPでの解決が一般的です。
痛みが強い場合には、関節注射や装具による保存療法が行われ、痛みの軽減度合いにより運動療法も併用した処方となっているようです。
さらに悪化した場合には、手術による膝関節への負担軽減が上げられます。
骨をカットする方法や人工関節などを入れることで、膝の稼働をスムーズにしようとしています。
余程の状況でない限り避けたい治療手段あり、自分だけでなく家族も含めた精神的なストレスや負担は大きく、出来る限り避けたい治療方法ではないでしょうか、
様々な治療法がありますが、何故もっと根本原因である重力に対しての対応能力、特に骨格形状のゆがみ、履物による姿勢保持力の低下などが表に出ないのでしょうか。