第10回 「姿勢改善は可能なこと」
何れは、多くのスポーツシューズが過去からの過ちに気付き、大きな方向変換をしなくてはならない市場環境がやってくると思っています。
良いと信じて開発設計していることが、実は、選手の身体能力に頼った物であり、運動能力を引き上げるどころか、姿勢保持を困難にし、潜在的なパワーを十分に引き出すことができない物となっていることは、未だに知らないかと思います。
子供の時から足裏や姿勢を管理することで、運動能力レベルが高く、下肢からの循環機能の活性から病気にならない元気な身体を育てることが可能です。
日本のスポーツ環境を技術・体力共に高いものに引き上げるためには、必ず必要なアイテムや理論であることを自負しています。
美容分野に於いては、姿勢改善を行うことにより、美しい姿勢や歩行に対しての概念が大きく変わることと思います。
ハイヒールは辛いもの、グラグラと不安定なもの、むくみや冷え症の改善やスタイルアップに至るまで、全てが、身体の歪みや土台となる足元が安定していなかったことに気付くと思います。
綺麗な立ち姿や歩行は、精神的なゆとりを引き起こし、自信へと繋がります。
不健康な姿勢による様々な婦人病を跳ね返すことのできる、健康で美しい姿勢へと改善する事は、未来に向けての女性の夢ではないでしょうか。
そして健康分野に於いては、元気な街を想像することが可能です。
継続的な姿勢改善を一族が意識することにより、街の文化が必ず、変化する事でしょう。
元気で賢く、スポーツ好きの子供たちが多くなり、お年寄りは、誰も杖を突かない生活をしている街を築くことができます。
健康な姿勢に改善するという同様のテーマを街中で共有することにより、寝たきり老人や身体の曲がった年配者はいなくなります。
この理論は、姿勢改善により、若いときの姿勢に戻るのではなく、未体験の自分(鉛直となった理想の姿勢)に近づくことを目標としています。
私は、人生の終焉時が、一番綺麗な姿勢となることが可能と信じています。