第1回 「足裏と足の甲」

足裏のアーチ部分にサポート(高さ)を付ける事で、崩れたアーチを形成する?
足部は多くの関節により形成され、様々な筋群により三つのアーチ(足弓)が作られている、この三つのアーチが適時に上下動(伸び縮み)を行う事によって、前後左右への移動運動や
片足バランス時の姿勢保持運動を行っている。
実は、現在「常識」とされている履き物やインソールのような、足裏のアーチ部分にサポートが付いている構造では、アーチの上下運動の妨げとなり、足底筋膜の慢性的な弛緩を引き起こし、バランス保持が困難となるばかりか、筋疲労や身体ストレスの原因となり易く、将来的に加齢による筋力低下が始まると歪みや歩行困難となる事も考えられる。また、「第二の心臓」言われている下肢の筋運動が低下すると冷え症やむくみ、心肺機能への負担も多くなる。人間にとって大切な事は、立ち続けられる為の足裏の機能や運動を阻害しない事、そして、足裏のアーチや下肢の筋運動が起こしやすくする事、それが「良識」なのです。
理想の履き物は、足裏部分が平らで足部の伸縮や上下運動が自然に行える内底形状を持った履き物が良いと考えています。