開帳足の解決法
お悩み解決コラム第4回目は偏平足の解決法です。
開帳足と言っても聞きなれない方も多いと思います。日本人の足に多いと言われている幅広・甲高、その幅広と言えば分かると思います。
然し、日本人に多いと言われているその幅広は、日本の昔の履物を考えると決して多いとは考え辛い事なのです。理由は草履やわらじ、下駄といった鼻緒の有る履物を主に使用していた日本人は足底腱が発達していたと考えられ、その結果、甲高になってしまった事は考えられても、足底腱の緩みによる幅広は考えられない現象なのです。
ではどうして幅広の足が増えてしまったのか、江戸時代後半から明治にかけて靴が多くなり、足の甲の高い日本人は、足を靴に合わせる為に、靴のサイズを大きくして調整してきた歴史があります。当時は今の様に2Eとか4Eとか足幅に合わせた靴が無かったからです。
結果的に足の長さよりもだいぶ大きな靴を履いていた事が原因と考えられます。大きな靴は脱げやすい為に、靴紐をしっかりと締めます。その結果足部が弛緩してしまい内底の広い靴により、弛んだ足が広がってしまったという事です。
この開帳足は見た目、幅広の為に安定しているように思えますが、実は横アーチ(拇趾球と小趾球を支点とした足部の横の山なりの骨格)が低下している事から片足立ちは勿論、足のバネ機能や循環促進機能まで機能低下してしまいます。
足の形をスマートにしてアーチ形状を築くには、拇趾球と小趾球の支点保持力を高めなければなりません。弛んだ足底腱に張りを持たせる事から始めます。次に足の内返し(足裏を内側に向ける様に回す動き)外返し(足裏を外側に向ける様に回す動き)、この内外への回す動きが姿勢保持力を高めるしっかりとした横アーチを築いてくれます。
手足が連動している関係から手で同様の動きを行う事で足の形や機能を早く高める事も可能です。手で行う場合には、丸いドアノブを回すようなイメージで右に回す動き、左に回す動きを行う事で、横アーチの育成運動となります。椅子に座って足を前に投げ出して、手足を同時に内側、外側へと回旋させる運動を行う事で、より高いレベルで足の形状が変化するでしょう。
綺麗な姿勢や安定したバランスや健康な心肺機能・循環機能は、全て足部から始まっています。足部の機能は、幾つになっても蘇らせる事が可能な動物的な足部の機能です。
B-TRを使用する事で、足部の弛んだ機能を回復して、理想的な姿勢や健康を取り戻してください。