足裏アーチの話

今回は足裏アーチの話をご紹介したいと思います。

「足裏のアーチ」と聞いた事がありませんか、足裏のアーチとは踵から爪先にかけての関節がアーチ(橋、門)形状になっている事を指している言葉です。
日本語では、足弓と言います。弦(足裏の靭帯)によって引っ張られた柄(骨格)が弓なりになり足の弓という言葉が生まれています。

足の親指に向かって内側縦アーチ、小指側に向かって外側縦アーチがあります。更に前側には、足裏の靭帯や腱の回旋運動によってできる横アーチがあります。
各アーチには衝撃を吸収するバネの役割や前後左右の移動やバランス保持を行う重要な役割があります。

この運動は拇趾球や小趾球の支点を押し返す支点保持運動によって行われています。そして、この支点保持運動が「第二の心臓」と呼ばれている足部からの循環促進運動です。
アーチは形状が重要なのではなく、足部の靭帯によって足部の関節がバネの様に可動する事が重要で、それによってしっかりとした姿勢保持や強い運動が行われています。

然し、残念ながらシューズメーカーのビジネス戦略によって、足裏のフィット感を作る為の構造や足部の関節を持ち上げて作ったアーチ構造が足底腱の働きを低下させてしまい、体の緩みや歪みを誘発させています。
スポーツにおいては、足部のバランス保持力や踏み蹴る力を低下させて、足部の曲げ(背屈)を止めてしまう事からアキレス腱断裂に起因しています。

お医者様や治療家の先生も足底板(形成ギブス)の理論からのインソールを使用されている先生が多くいますが、本来はギブスですので、形が形成された段階で早めにリハビリに入る事が重要なのに、継続的に使うことを薦められて、同時に杖まで薦められます。

この様に、世の中では本来の解剖学から外れたビジネスの世界があり、何も知らないユーザーは、良いと思って使用しながら姿勢悪化から現代病や生活習慣病へと引きずり込まれています。もっと足の裏から姿勢を築き、心肺機能をしっかりと補助できる足裏のアーチにしなければなりません。

解剖学に基づいていながら、世の中のインソールとは真逆の構造を持ったBALANCE工房のB-TRインソールの事を知って頂き、自分の身体や家族の身体を守ってください。