第1回 履物革命

革命的なビジネスが始動している

その昔、天文学者コペルニクスは、人々に1400年もの間、信じられていた天動説(地球の周りを天が周っている)を否定し、地動説(太陽の周りを地球を含めた星が周っている)を唱えました。
今では常識となっていることも、当時とすれば、ひとりの学者のたわ言であり、世の中に信じられる筈もありません。
世の中には、集団心理があり、一度常識と教えられると、中々、違ったことを理解し、納得することが難しいようです。
このコペルニクスのたわ言は、その後にガリレオや何人かの学者の研究により覆り、やっと本当の事が世の中に広まった訳です。
これ程のスケールではありませんが、現代でも同様に常識としてまかり通っている事が、実は人間にとって好ましくない事は沢山あります。
その中の一つが、人間が作り出した履物の常識です。
足は靴にフィットした方が良いとか、靴ひもはしっかり締めなさい、足裏のアーチは押し上げることで形成させる、この様な履物の考え方が、実は現代人の様々なストレスや疾病、体の歪みを引き起こしている事は余り知られていません。