トライアングルテクノロジー(Triangle Technology) 三点バランス保持理論

身体の姿勢保持や矯正、運動を起こすための体軸・体幹の土台となる足部の構造について、三点バランス保持理論(トライアングルテクノロジー)と称して説明しています。

もともと人間は、

①足裏の踵骨
②親指根元の種子骨(拇趾球)
③小指根元の中足骨(小趾球)

上記の3点を支点とした三角形の中でバランス保持を行う事により、2本足で立つことが可能となりました。

この理論は、人間の二足歩行の原点にあり、人間の立ち姿勢は、バランス保持に必要な足裏の踵骨、親指根元の種子骨(母指球)、小指根元の中足骨(小指球)の三点を支点とし、その三点を結ぶ三角形をベースとしてバランスを保持しているという理論です。

身体バランスを保っている内外の縦足弓や横足弓(以下 各アーチ)の支点となる骨の高さを調整することにより、距骨位置を安定させて、重力方向に対してバランス保持力の向上と足裏や下肢を稼働させる事による新陳代謝を活発にさせる等の効果が考えられる。

具体的には、三つの機能を持たせています。

1 バランス保持機能

バランス保持機能として、各アーチの支点保持力を高める事により、高い安定性と身体のバランスをコントロールする為の筋肉反応を早める事が可能となる。
これは、カメラの三脚や椅子の足などにあるような物理的な三点支持理論であり、土台の傾斜に関わらず、三支点の中にある軸を安定させる事が出来る。

2 アーチ形状育成機能

アーチ形状育成機能として、足裏の各支点に適度な高さを施す事により、各アーチの上下運動を引き起こす事が可能となり、各アーチが活性することにより、骨盤の前後位置や回旋を無意識に正しい位置や方向に修正する事ができる為、強い体幹と姿勢改善が期待できる。

3 循環促進機能

足部が適正に機能する事により、第二の心臓と言われている下腿の筋運動を活発にさせることが出きる。そのことにより足元から循環機能を促進し、治癒効果を高める事が期待できる。

より詳しく知りたい方は理論解説コラムをご覧ください。