座位理論
三点バランス保持理論からの座位理論とは
基本理論
骨格形状は、基本的に足部の支点保持により、骨盤の左右位置、左右傾斜、前後傾斜、左右回旋などで形成されている。更に骨格を形成する要因には、左右脚部骨長差や骨盤左右の大きさ、股関節位置、骨盤左右前後傾斜差なども関係している。
立位で現れる骨格形状は、座位においても略同様の骨格形状として現れる。言い換えると立位でも座位でも同じ姿勢をしているという事になる。
これは足部からの骨盤誘導が腰椎の前後左右への傾斜や回旋を引き起こしいる事から、腰椎から上部においては、胸椎、頸椎の鉛直方向に向けた姿勢保持反応が現れる事で、上体の骨格形状も立位同様の姿勢保持となり、外見的には同様の姿勢となって現れる。
結論
前後左右に流れた骨盤位置が偏った骨格形状を作り、その姿勢を保持する為の姿勢保持反応が起きる事から更にゆがみとなって現れている。ゆがみは、少ない姿勢保持筋だけで姿勢保持が出来ないことから運動筋に頼った姿勢保持が起こり、結果的に慢性的な筋肉疲労や関節痛の原因となる。
立位における足元からの骨盤位置の安定と共に座位における腰椎の立ち上がり調整が、ゆがみの軽減と無理・無駄のない姿勢保持に繋がる。
方法論
座位における腰椎の前後左右の傾きや回旋を見極めた上で、腰椎の角度や回旋を調整する事で改善させることが出来る。その為には腰椎の傾きを修正するための前後や左右、斜め方向へのサポートが必要であり、その為に開発した「坐骨調整シート 楽座衛門」は腰椎の傾きを調整して、長時間の座位や上体の鉛直方向への姿勢変化を可能する事ができる。
より詳しく知りたい方は理論解説コラムをご覧ください。