第3回 「筋弛緩による危険」

全ての行動が、常に掛る重力負荷に対しての対処や重力を踏まえた考え方の基に有るべきなのに、何故疎かにされてきたのでしょうか?
誰でも、朝起きた時から夜眠るまで、立っている時には基底面となる足元に、座っている時には坐骨に地球の中心に向かっての引きこまれる力が働いています。
この大きな自然の力に対して、歪んだ身体や筋弛緩させた身体で対応できるでしょうか?
答えは「NO」です。小さな人間なんて一溜まりも有りません。転んだり、怪我をしたり、力が入らずに辛い思いをする事も、体軸が歪んでいたり、筋弛緩した状態で起こります。
何故、今まで筋弛緩による危険性が疎かにされてきたのか? 理由は重力による負荷が掛っている事が当たり前の中で、身体が壊れたり、歪んでしまうのも世の常とされ、年をとれば身体に歪みが現れたり、スポーツをすれば怪我も当たり前とか、何とも重力に対処する事に怠けていたことか。
様々な書物の中には、理想の姿勢とか、理想の体軸とか、漠然と解ってはいても、立位や歩行時の足圧計や3Dによる姿勢計測器械など、形状や部分的な比重の確認などで、実は、本来の答えが出ていなかった様に思います。
本当に重力に対して対応できている身体、それを「証明する秤(はかり)」が無かったからかも知れません。では、日常の姿勢や筋弛緩した状態からどの様に重力に対応した姿勢を確認し維持できるのか、私が製作したB-TRは、重力に対しての身体の対応度合いを明確に確認する事が出来ます。
三点バランスにより足部が安定する事で、無意識に鉛直方向への姿勢矯正が行われ、体軸の強さやバランス反応度合は「目から鱗」の思いとなるでしょう。
どんなに緩んだ身体でも、B-TRの上に立ち数回上下運動をするだけで、姿勢保持に必要な筋反応や骨格の緩みが治まり、驚くほどの強さを感じられます。
他のインソールや素足との感覚の違いをお試しください。しっかりと立つ事の違いを「証明する秤(はかり)」となります。身体の歪みの確認やケアの必要な部位を確認する事も可能です。
マッサージや施術後の緩みの補正に、スポーツ前の準備運動後のリセットにも是非お使いください。
このB-TRしか、味わうことのできない安定感やバランス保持反応を日常に、スポーツシーンに、スタイリッシュな歩行にお役立て下さい。