第8回 「変形性膝関節症」

私の考える本来的な対処方法は、足裏の各アーチの支点保持力を高めて、足裏のアーチが十分に可動する足部を作ることが、変形性膝関節症にならない為、また膝関節症解決の第一歩かと思います。

足は踵からつま先まで全てが関節の集合体で、稼働するための骨の集まりなのです。
アーチの形を突起使用して形成することや、足形にぴったりと合わせた運動を損なうインソールや巻き込みの強い履物では、いつまでも解決は望めないでしょう。
足部の土台を安定させて、足裏からの伸展運動を活発にさせる事により、膝関節の揺れは、大幅に軽減されます。
痛みの緩和や姿勢改善は充分可能なことだと思っています。

多くの医師や医療の現場は当然のことながら受け身であり、病気や障害に対して能動的な活動はまだまだ出来ていないと感じています。
本来は、起こってからの医療ではなく、予防医学の更なる発展が必要と感じています。
怪我をしないための研究や骨格が歪まないための医学を考え、先に警鐘を鳴らすのが、本来の医療現場に求められる事ではないのでしょうか。
本当に必要なのは患者を治すことよりも患者を作らない活動が重要と思っています。