美姿勢と脚部の関係

今回は「美姿勢と脚部の関係」から「O脚の立ち姿勢と歩き方」についてお話したいと思います。

一昔前では、八頭身の美男美女なんて言っていたのが、今や九頭身のスタイルとなり、憧れるどころか、細長く伸びたスタイルの変化に驚くばかりです。
小顔で高いヒールを履いているので余計に感じるのかもしれませんが・・・

食生活や生活環境の変化で、東洋人も欧米人に近いスタイルへと変化してきていますが、ただ身長が上に伸びただけではない問題もありそうです。

テレビや雑誌を飾る、素敵なモデルや俳優の多くはO脚です。ステージでのパフォーマンスや写真映りを意識する為に、足をクロスして歩いたり、立ち振る舞いをしている仕草を見るたびに、将来起こりうるO脚による関節障害を考えてしまいます。

両股関節の幅(足の付け根)で歩く事が、脚部骨格に無理なく自然な歩き方なのですが、1本のライン上を綱渡りの様に、足を交互に外からまわして歩くモデルウォークは、足元から股関節に至るバランス軸を変えてしまう為に、膝や足首の関節障害を引き起こす要因となる可能性があります。

一般の方でも同様に、モデルウォークや脚部のクロス立ちをしているとO脚をさらに悪化させてしまうことになります。
一般的なモデルは、筋力が少なく、比例して体重も少ない為に特に気にしていない方が多いのかも知れません。しかし、体重の増加や筋肉疲労によって、一度でも関節を痛めると慢性化して、関節障害により、歩く事が辛くなる日が来る事も考えられます。

O脚の場合は、脛骨下部の湾曲や脚部の外側への負荷を支えている長腓骨筋(脛骨外側の筋肉)の発達により脚部のO脚形状が強く現れます。

O脚が悪化すると、膝関節に負担を掛けて歩行困難になる場合や歩行時の体の揺れが大きくなり、転倒などの危険性が危惧されます。
脚部の骨に斜めに体の重さを掛けるのではなく、出来る限り真上から荷重にすることが、脚部の関節への負荷を少なくすることに繋がります。

その為にも、股関節幅での歩行をお薦めします。腰幅より少し内側で足に真上から重さを掛ける様に歩く事で、歩行姿勢の改善は勿論、いつまでも歩く事の出来る歩行となります。

また、美しい容姿は、個々に合わせて調整したインソール等を使う事により、十分に可能な身体のアジャストメントが可能です。BALANCE工房のカスタムメイドインソールはこの様な姿勢の問題を解決できるアイテムです。

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