第4回 「健康づくりの思いこみ」

「誤った運動や頑張りが寝たきり老人をつくる」

「いつまでも健康で暮らしたい、楽しく散歩をしたい、お友達と温泉旅行にも行きたい、色々な趣味やスポーツだってやってみたい、でも、いつまで出来るのかな?」
「健康を維持するためには、運動をする事が大切だから、まずは、運動をしなくちゃ、歩こうかな? それとも走ろうかな?」
「スポーツジムに入るのもいいかな、ゴルフもやりたいな、鮮やかなウェアを身にまとって、緑の中でゲームをするのって楽しいだろうな、山登りも流行っているみたいだし、百名山を制覇するのは無理でも、生涯に一度くらいは富士山に登りたい・・・」
こんな風に、頭の中では運動も簡単に始められて、その先にある夢や希望も次から次へと膨らんで、健康なイメージやストーリーが出来あがります。夢は膨らみ、先ずは形から、ウェアや用具を買い揃え、踊る気持ちで計画を立てて、意気揚々と膨らんだ夢に向かって「行くぞ」と言った所でしょうか? でも、いざ決行してみると、思ったように身体は動かないし、段々、疲れや節々に痛みが出てきてしまう、こんな事ってないですか、それでも、運動不足と解釈して、さらに運動をエスカレートさせてしまう。殆どの方がこのタイプです。
健康な事をやっているんだから、健康に向かっている筈だ、という安心感が、辛い身体も無理に頑張らせていないでしょうか?
ウォーキングやジョギングが簡単に出来る運動であることから、多くの方がおこなっていますが、気が付かないで行っていると実は、恐ろしい結果が潜んでいる場合があります、それは、心肺機能や筋肉を運動によって活性するのは良いのですが、関節障害を引き起こす、原因になっている場合があるからです。